いつもの遍路道を整備してきた

頭にバチツル(ツルハシ)刺さってます。どうもです。

2020年はなにやらこんな感じなので、お遍路さんが少ない。もともと歩きの遍路さんは海外から来られる人が半数以上という印象で(そうなんですよ!実は!)、みなさんディープな四国遍路文化を楽しんでおられます。もちろん、何か思いがあって歩いている方も今でも多いはずですが。

高知県内には16の霊場があります。四国で一番面積の広い高知に、最も少ない霊場の数(24~39番)。それはつまり一つ一つの霊場をつなぐ距離が長いことになります。

「修行の道場」です。

38番の金剛福寺と39番の延光寺をつなぐ道をいつも整備しています。レギュラールートは舗装路ですが、舗装路を歩くよりも山道(ここはゆるい登山道のような下りが続く道)を歩くほうがいろいろ楽だし楽しめるはずです。距離としてはちょっと遠回りになりますが。

この道は自分もたまにマウンテンバイクで走ったりしており、下った先の集落には顔見知りになった方々が何人もおります。今日もそんな久しぶりの人たちとも会って立ち話して、楽しく整備しておきました。あくまでお遍路さんが歩きやすい道を、というのが大前提です。自転車は間借りさせてもらっている、おまけの存在ですから。

それでも、この道を今後も維持してくためには、山を利用する人たちの力が必要です。遍路道としては400年ほどの道。もともとあったであろう山道を考えると、もっと昔からあるであろう道です。どこの山道にも歴史があり、それを引き継いでいく一端を担えるのは名誉なことでです。もっと言えば、壮大な自己満足です笑

谷の方へ誘う狭い道を平らにしてちょっと広げる。

うむ、いい感じになった。写真ブレブレですが。

奥側から振り返るとこんな感じに。これは歩きやすいぞ、むはは。

いい道なんですよ。歩き遍路さんにはぜひここを通ってもらいたい。

さらに、倒木を除去します。先月来たときはなかったから、先週の台風かな。

はい、スッキリしました。全部、270mmの手ノコでやってますんで、筋トレみたいなもんです。機械の類は刈払機が必要なときくらいしか使いません、今回は全て人力です。

お遍路さん界隈では有名な人なのかもしれない。何度も回っているようで、他にも年代の違う札がぶら下がっていた。

さらに倒木除去。これも最近のだ。

スッキリするな~、いえ~い。

本日、いちばんの大物でした。谷筋で、大きな木が倒されてかなりの本数が巻き添えを食っておりました。

これまたスッキリ、重かった~~~~。

ざっと見て、大きさはこんな感じ。

この太さ。まぁまぁキレイに切ってるな、ムフフ。

除去前の中心部の様子。これはすごい、、。まだまだ絡まっている枝や幹があるので、そのうち落ちてくるであろう。
風が強い日は通過にご注意。

その他、山側からの土が堆積している場所を平らにしたりなど、かなりの箇所を修復。

本日の道具たち。これに、剣鉈と手ノコだけです。持って歩くのがしんどいですが、作業性を考えて柄の長い道具を選びます。

終わったらスワローでランチ。さらに、甘いものも欲しくなる。んですよ。

今日も一日いいことしたな!

これでしばらくは大丈夫だ!!!

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