超久しぶりの登山、テン泊で縦走。
ルートは去年の春に行ってきた三嶺~剣山をそのままトレース、紆余曲折ありで。
去年は春の終わりくらいの梅雨の晴れ間だったが、今回は雨覚悟。
景色を楽しめる可能性が低く、単独だったら行かない天気だ。ったが、バイクやラン仲間なE~ださんのテン泊縦走デビューということで、休みの都合もあるし多少の雨なら決行だなという判断。
当初は瓶ヶ森周辺を歩くつもりだったが、天気予報的に剣山エリアのほうがマシだった。なので、一度歩いていてだいたい道が分かっているルートの方が安心して案内できるという判断で三嶺~剣山に決定。登山口までが遠いけど、山行中の安全には変えられない。体力的に全く問題はないが、一応は初心者と一緒ということで。安全第一、体力もセーブしつつ歩けるペースで。
去年と同じ感じに剣山の登山口、見ノ越にMTB2台をデポして三嶺登山口のある名頃へ車で戻る。
左がE~ださんのおニューなOSPREYアトモスAG50、右がこないだベトベトとおさらばしたもはや懐かしい旧モデルのオスプレーeXos46。
ベタベタ退散記事はこちら
名頃はカカシいっぱい、見守られながら?出発~。
森はいいよね~森は。
わざとらしい休憩時ショットをどうぞ笑
森はいいよねぇ、、、他に言うことないんか
いろんなところにいるヤマガラ。人懐っこくてかわいいぜ
「山」言われんでもわかるわ!!!みたいなヤツ
三嶺への登山道は、尾根が複数入り組んでいて下りは分かりづらいだろうな。ちょいちょい箱庭風味な空間があっていい感じ。
そういやソロ多いから自分の姿はあんまないな、貴重だ笑
単調と思われる樹林帯の登山道も、樹がいろいろ変わってくるから観察すると面白い。
岩を支える男もいるし
岩を支えたあとはいっきに空が開ける
最高の景色に感動の嵐。しかし、午後から曇るし夕方から雨予報なだけに、空気は湿気を含んでいて遠景はぼやける。
三嶺への最終アプローチ手前
三嶺の避難小屋と池
あれが山頂か?!そのさきだっけ?
山頂に到着!西側から雲が迫ってくる、、。
看板隠しちゃってるわ笑
南側の尾根へトラバースするルートへ。痩せ尾根もあるしけっこうアップダウンする。
二嶺へ?笑
森がいい感じ(何度目だ
群れでけっこういたヒガラ。ちっちゃくてめちゃくちゃかわいい。ちょっと頭がトサカっぽくなっててそれもかわいい
マジョーラカラーのコガネムシ、オオセンチコガネというらしい。デラッデラなマジョーラカラーだぜ。
その後、白髪避難小屋に到着。中を覗くとソロ女性が休憩中。泊まるらしい。どこから来たのかこの時は聞かなかったが、ヨーロッパ方面っぽいな。かわいらしい感じの20代って感じ。久しぶりで英語が全然出ず、とりあえず雨が降る前にテント張りたいからトークを展開する前にテン場へ。
本来ならこのテントのむこうにど~~~~ん!!!と三嶺が見えるはず、、の白髪避難小屋そばのテン場。晴れねえかなぁ、、厳しいな。
今回は風が出る予報だったので、耐風性能高いTHE NORTH FACEのストームブレイク1を使用。
昼寝して、起きたらもう暗くなってた。んじゃ晩飯。
地味なベストセラー?マルちゃんのワンタンです。
はいこれフォトジェニックテント!しかし雲で星空はまったく見えない、、。
シュラフはお気に入りNANGAのUDD BAG 180DX(だったと思う、好日山荘モデルのはず)。
これにシュラフカバーかけるだけで十分。外気温はたぶん8度とかそんなもん。
散らかりまくってるけど狭いソロテント内はこんな感じ。STORMBREAK1はギアポケットがそこそこのサイズあるから良い。これが小さいテントだといちいちギアハンモックとか追加で買う必要がある、面倒だし好きじゃないな。
E~ださんは怪しいブランド?ネイチャーハイクのソロテント。とにかく安い、が売りの中華テントってとこか。
詳しく見てないけど、まぁ品質は問題ないと思われる。Amazonでテント買うってなんか気がひけるけど。
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二日目
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さて、そんなわけで強風+叩きつけるような雨(大雨ではない)でテント揺らされまくった夜中を経て、朝。
ネイチャーハイクのテントは無事に朝を迎えたようです( ̄ー ̄)ニヤリ
地面濡れてるしで風もあるし、避難小屋でパッキングしなおそう。ってことで訪日山ガールのいる避難小屋へ。
7時前だけどまだ荷物散らからせて寝ていた、申し訳ないけど黙ってゴソゴソも怖いだろうから起こす笑
パッキングしなおしながら話をいろいろ。
・フランスから来た
・昨日はテントが雨風で大変だった(NEMO使ってた)
・風と悪天候が苦手だし今日は歩きたくないかな~
・今日は天気悪いしここで本読んで寝る
・水があんま無い(ちょっと分けてあげた、近くの水場は期待できないので)
・「オバケ出るから気をつけて( ̄ー ̄)ニヤリ」と言ったら「仲良くなるから大丈夫」と返ってきた、強い笑
あといろいろ喋ったけどこんな感じ。
のんびりしてんなぁ、、「俺らは今日まで休みだから行くよ~、グッドラック!エンジョイジャパン!」
という感じでさいなら~。
んでは二日目スタート!
雨は無いものの、上層に薄い雲と後方(西)から厚めの雲が迫ってくる感じ。
たまに雲が薄くなると嬉しい。が、暑い。
笹が左右から迫ってきて歩きづらい、、下が見えん。
たまにちょっとだけ色づいていたりもするが、紅葉はまだまだ先な感じ。
今回は野鳥観察ストップ多め。これもたぶんコガラ。
幻想的な雰囲気のある森も良い感じ。
そろそろ次郎笈が見える丸石だぜ~~
一瞬だけ次郎笈が見えた。
いざ、次郎笈(ジロウギュウ)ATTACK!!!
雲の中にいるせいで、高度感がまるで無い笑
「山」
次郎笈、、、360度の、、、ガス笑
ざ~んねん!これも山ですな。
山頂でよく喋る(俺もだけど)おっちゃんとヤマトークしてたが、ガス晴れそうにもないしさっさと剣山に移動する。
残念ビュー!しかし達成感あり。
剣山山頂ヒュッテ?でカレーを(800yen)
でっかい盆栽の松
枝ぶりがすごい檜っぽいやつ
刀を掛けたい、、。
というわけでスタート地点に戻ってきたぜ!!!
MTBを回収に。後ろのブラックバック?なSS-MTBは、知り合い探ればあっさり個人特定できそうな構成だった笑
スタート前にビール買った売店で鳥と戯れる。餌くれってよ~
ヤマガラは人懐っこい。俺のMTBは居心地良いだろう、、( ̄ー ̄)ニヤリ
餌どうぞ~、かわいい。
こいつらいい暮らししてんなぁ笑
MTBで舗装路9km下って終了~~~!!!!!
と、ここで「ねえさん事件です!!」事案が発生!!
ゴール地点の名頃集落にある三嶺登山口に消防や警察が集合していた。
「何か捜索ですか?」
「そうです、捜索です。」
「どんな人ですか?(そういや軽装備のトレランな若者がいたなぁ)」
「このひとです、フランスから来たという女性で、、」
「あ!!!!!昨日と今朝しゃべりましたよ!!」
「え?今捜索で三嶺登って下ってきたんですよ!」
「ん~たぶん三嶺には行ってないですよ、白髪避難小屋で読書してると思います」
「ほんとですか、、明日また登るのか、、(超疲れた感じで)」
「今の時刻(15時前)で天気良くなったら三嶺行ってもいいかも、とは伝えたけど彼女はたぶん停滞してますよ」
「そうですか~、情報ありがとうございます」
みたいな感じ。
なんと、あのフランス山女子が捜索対象になっていたのであった笑
本人はそんなこと考えてもいないだろうなぁ、、「日本人て心配性なんだな~」ってなところか。
どこかに荷物預けていて「○○日に取りに来る」と言ってまだ来ていない、と捜索依頼が来たそうな。
そう思うと歩くのおっせーな!笑
タフなんだか弱いんだかよくわからん子だわ笑
そして今日(9日)どうなったかはまだ分からんけど、まぁ無事でしょう。
っちうか無事を祈っておりますよ。
平和な日本最高です!
最後にネタ提供してくれたフランス女子に感謝だな~笑
メモ:Garmin instinctのバッテリーもち悪し。ケーブル+予備バッテリー持参しよう
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