ノースフェイスのテント、ってなんか大げさな登山隊が使うような極地用のでっかいドームというか球体のテントくらいなイメージだったが、普通に少人数用も作っている。で、けっこう良かった。生地とか縫製見てると自分が他に持ってるKELTYっぽい感じがすごい漂っているが、テントも製造は特定の工場なりOEMメーカーいるんだろうな。知らんけど。
2015年の北アルプス縦走の時に使用。その時しか使っていない、理由は後述。
北アルプスの夏、主稜線をひたすら縦走するということで「テン場混むんかなぁ、、、」という思いがひたすらに強くなり、「それなら設営面積が小さくなるテントを」ということで購入した。南アルプスを歩くことが多かったので、北アルプスの夏場=観光地、みたいなイメージがやたら強かったのです。
しかしこの場合、普通はモンベルのステラリッジ1とか、Ripen(アライテント)のトレックライズ0を選ぶのが正解です笑
なんでノースフェイスにしたか、単に私が天の邪鬼だから。このテントを見かけたことがなく、天の邪鬼センサーにひっかかる。ついでにネーミング、ストームブレイク、、風に強いだろうというテキトー感。まぁ風には強かったけど。
このテントの特徴
という感じ。まぁスペックそのままってところか。
最初に設営した時(上の写真)、初めての剱沢で晴れた夜には「お~こりゃフォトジェニックテントやん!」とテンション上がった。三脚とか欲しくなったものです。とりあえずがんばって地面置きシャッターで寒空の下あれこれ撮影した。ロゴがデカデカとプリントされてるってのは良いね。ただ、現行モデルは小さくなっているようなので残念、、。
このテントをあの縦走以来使っていないのは今までに挙げた3つのテントで十分回っているからで、この内部が狭くて軽くはないテントを持っていく必要がないから、ということろ。また必要な山域に行くようなことがあれば使うだろうとは思うが、実際の北アルプス縦走時にそれほど混んだテン場も無かったしなぁ、、という。槍ヶ岳近辺に幕営すると必要性が出てきそうではあるが。あのへん見てみたらテン場狭かったし。
お値段も安いしけっこう良いんですが、最初に書いたようにステラリッジ1かトレックライズ0のほうがおすすめ。それはもう確実に、あなたが天の邪鬼でなければ、、( ̄ー ̄)ニヤリ
この縦走で一番の強風+大雨だった五色ヶ原では、近くにいたNEMOのテントがフレーム折れんばかりにしなっていたが、こっちは全く問題なく風雨に耐えていた。安心感が半端じゃなかった。テント内にいてテントがヨレると不安になるんよね~。
上の写真を見ればわかるようにフライシートからガイラインが出ているので、フライシートが頑丈であることは重要、キツキツに張れる。エアライズとかはあくまでテントのインナーからガイラインが出ているので(フライシートはスリーブ穴があってそこからガイラインを出す)、思いっきり強く張れる。
ここでフライが薄~いマウンテンハードウェアのSuper Mega UL2だと、あんま貼るのも千切れそうでちょっと、、となって結果的に耐風性能が落ちる感じ。ビンビンに張っても良いのかもしれんが、、。
SuperMega UL2もそんなに耐風性能が悪いとは思わんけど、この縦走での(特に五色ヶ原での)風雨は半端じゃなかったのでこのストームブレイク1だったからこそ、というのは実感としてはある。テントの性能と選択は重要よな~とか再認識した山行でありました。LunarSoloじゃ絶対に無理だったもんな~。
一回(7泊、10泊のうち3泊が小屋)しか使ってないが、思い出深いテント。
ちなみに、公式サイトの商品説明にはこうある、
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