ゆらゆら詐欺に騙されて結局トレランだったのよ

ようわからんタイトルですが、ゆらゆら半島でハイキング!のはずがトレランだったぜよの巻。
ここもまぁまぁの秘境と言えなくもない、愛媛県は愛南町の由良半島。の先っちょってやつです。

この西の端っこまで歩けるんですよね。見ての通り、この半島の尾根沿いは宇和島市と愛南町の境になってます。ロマン溢れる感じですよ。なぜ半島そのものをどっちかのものにしなかったのであろうか。なんて思うわけですが、勝手な想像では以下のようになっちゃいます(こーゆーの妄想すんの好きなんだししゃーない)。

普通に考えると、上記のように半島まるごと宇和島市or愛南町(2006年とかもっと前はバラバラだったけど)にするべきだが、昔は船が移動手段のメインだったはず。多数ある入り江には小さな集落というか漁村があったっぽいので(無いわけがない、なんなら海賊とかいたんじゃねえの)、それぞれは返答の先をぐるっと回って南や北へ行くなんて面倒だったに違いない。基本的に断崖絶壁ばっかりだから、歩いて移動しても大荷物は背負えないから荒天時しか使わなかっただろう。などと妄想。

つまり、「半島の尾根で別れてたほうが便利だから」ってことに尽きる。という妄想。ああ楽しい。

ちなみに真ん中近くで細くなってる部分は陸地がぶった切れてますが、明らかに人の手が入って運河的な地形になってます。いつ作られたのかは分からんですが。

ってwikipediaに書いてあるし!まぁこうやってちょっと調べたらすぐ分かるのが便利なんですが、まずは地形から想像するのが楽しいんですよ。
ここの部分が作られたのは1966年だそうな。やっぱり最近やん。

さて、長い前置きはこのへんで。

おそらくは半島尾根沿い全部に古い道が通っていると思われるが、現在はその先っちょ部分5kmが確実に歩ける部分になっちょります。行きてえなぁ、、なんて思っていたがなかなか脚が向かないという状況で、ラン仲間がさくっと行ってみて面白かったと。んじゃ案内してもらお~っと。なんならBBQ用具あれこれ背負ってえっちらおっちらと歩いて、先端で肉でも焼こう!!みたいなゆるい系の計画に。

しかし、当日になってあれこれあって計画変更!(そしてメンバー1人が離脱)

ん~どうすっか~っとなって、とりあえず別の場所でBBQだ!
朝っぱらからビールとBBQ、いいね。写真これしかないけども。

んで、なんか急いでBBQ終わり。あちーなー夏だーなんて感じで2時間程度だったか?
あれこれ話しあって、結局ゆらゆら(由良由良)しようってことになって移動。我が部隊は3名で編成されておるのだ。
運転しないって幸せ~とか思って後部座席でのんびりしてたら若干の車酔い、、うえ。ビール1缶から5時間後?にスタートとなる。

ってわけでハイキング。今回はのんびり予定だったから、ゆるい服装だがまぁ大丈夫だろう。

ジャングルっぽい感じを歩く。といっても四国南部の半島って全部こんな感じではあるが。足摺半島とか、あれこれ。

たまにきつい斜度だが、基本的に歩きやすいアップダウンが続く。

雰囲気あるよな~。これだったか忘れたけど、大正14年のだそうな。100年くらいか、いいね。って95年前だった、ちょっと離れた近所のおばあさんと同い年かよ、、!!!
しかしあのおばあさん、背中曲がってないし耳も遠くないしもちろんボケてもいない。化け物か!長生きしてくれ!

その他のあれこれ石碑。

この半島には太平洋戦争時代の施設跡があれこれあるんだが、明治の頃から軍とあれこれ関わりあるんだな。ちゃんと読んでないけど。

田舎に帰ってきて思ったのは、各地にあれこれ銅像だの胸像だの石碑がいっぱいある。それぞれの首長だの各地の議員さんや区長さんだのの自己顕示欲モリモリな感じが超絶に萎えるわけだが、記録として残ると思うとこれはこれてアリではあるな、とか思ったりする。もう今後はいらんと思うけども!石材屋さんはともかく。

歩きやすい道と書いたがしかし、とある分岐をすぎると尾根ではなくずっとトラバースルートに。もちろん尾根道もあるけど、見どころあれこれあるってことでトラバースルートを選択。したけどこれがまたあるき辛いのなんの。

写真はないが。

海系の神社的なものもありましたよ。しかし表参道が石垣で封じられているとか、斬新だ。風の影響を受けないようにってことなんかな。

貯蔵庫だか防空壕だか抜け穴だかがあります。風が来るのでちょい先に貫通してるっぽい(調べたらそうらしい)けど、ヘッデン持参してるけど虫いやだし不気味だし通らないぜ笑

宿舎かなんかの跡地かね?塗装が謎だが、どういうことなのか(いつの時代の塗装かは不明)。
いろいろ戦争関連の跡地が続く。

小さいけど灯台もある。写真じゃよーわからん系だかパネルだけ。そういやタイル多いよな灯台、なんか意味あんのかね。調べないけど。

灯台を囲むコンクリ塀がちょっと波っぽいデザインなのがかわいい。いいよねこーゆーの、ちょっとした遊び心というか。

切り株から木が生えるのヤーツ。植物の生命力すげーぜ、しかもこいつは一旦ナタかなんかで切られている、強い。

海軍マークでいいんかな?三角点やら石柱やらは知らんが、こういうモチーフものは好きなんよな。三角点にタッチしたがる人の気持ちはようわからんが、なんかそういうものに惹かれるんだろうな~と思って横目にしてます(もちろん否定などしません)。

ラピュタのロボット兵がでてきそうな施設跡地の屋根に登ったら、先端に到達でございます。ラピュタ感のあるところは逆光すぎてなんも映らんでした。

ザ・先っちょ!ビールの影響残ってんな、、というか暑すぎで俺の活動温度超えてます。

豊後水道いえーい!

海に突き出している感じです。海に浮かんでいるのは釣り船、釣り師の情熱は半端ねえ

ここにはトーチカでもあったんかな、弾丸供給するような穴もあったりして、それっぽさが漂う。調べたらすぐ出てくると思うが。
豊後水道は造船の呉やらへ行く要所、大事なポイントだな~。
ここより先は断崖絶壁です。

ってわけで持参したパンなど食って一休み。絶景だからずっと居たいが、帰りが行きより時間かかると日没時間になるからやや急ぎ。日没時間になっても1時間くらいは猶予あるけどね(ヘッデンもちろん持参)。

ちょっと寄り道、折返して灯台から船着き場へ降りてみる。

まだ高さ30mくらいあります。

そして降りていく。

まぁ海よね。んで、指差す方向はあれ。

往路はあの植物あるたりの中を歩いていた、と。断崖絶壁の上のトレイルなのですよ、、こわ~。

途中の見晴らしスポットで半島の枝部分を。なんかモスラっぽい感じでかわいい。

往路は下りだけトレランって感じだったが、復路は普通にトレラン。まじしんどかった、、普段着パンツで走ると汗べっチョリでしんどすぎる笑
いやそもそも暑い。

朝の集合場所に帰ってきたらイソヒヨドリが元気に騒いでた。

帰宅直前の国道で。電光掲示板が、、、節電しろ!笑

この日は月が素晴らしかった。

っちうわけで、往復約10kmを行動時間2時間半。なかなかいい運動になった。
疲れた~

由良半島は位置的にも地形的にも面白いし、あれこれストーリーがあって興味深い土地でした。

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