写真はただのイメージ、剣岳。 人に何かを教えたり伝えるのは非常に難しい。
教える・伝える側の能力を考えて、結果だけを求めるなら、、。
- 自分が持っているもの
- 持っているものを理解する能力
- 理解したものを言葉やアクションに再現できる能力
- 伝えるべき相手のことを理解した言葉やアクションのチョイス
- 伝わったかどうかを認識する能力
- 以下、摘示繰り返し
というくらいまで段階がある。ざっとだけど。
問題は相手に「教わる能力」があるかどうかなんよねえ。システム系で仕事してて、お客さんの目の前であれこれやると「それちょっと教えてよ」なんて言われることが多いけど、相手が同業者でも無いとなると「いやお前じゃ無理だわ」て言うわけにもいかんし、、ということがよくある。
で、簡易的に説明すると「専門用語ばっかりで分からない」とか言われるのも多いんだが「すまんがそれを仕事として受けてないから、あんたの今の能力に合わせて寄せていく作業なんかとてもじゃないが今できんわ」なんて言うわけにもいかんし、、てなる笑
その時間は教えるための時間ではない(あんたの組織はそのために金を払っているわけじゃないし)、ということで。
そういえば、講演とかじゃないけどあれこれレクチャーする案件があった時に、とりあえず「相手には学ぶ意思があるんだろう」というスタンスで話してたらリアクション的に全然分かってなさそうで、だんだんとレベルを落として様子見してやっていた、というのが過去にあった。んだが、その後の2回めとかが無かった。これは「大したこと言ってなかったし2回めはいいんでね」みたいな話になった可能性もある。
※余談だが、ウンウン頷く人はだいたい理解してない。
どういう感じにするかはけっこう難しい。アホvs善意少なめコンサル、とかが一番幸せなのかもしれない笑 テキトーにごまかしておけば相手も「分かってないと思われたら恥ずかしい」みたいなモードになってお互いハッピーみたいな。何も得るものがないけども。けど、世の殆どのセミナーとかがこんなもんだもんな。まともなモノは本当に少ない。
世の中には人にものを教える「先生」という人がいっぱいいるが、ほとんどはそのへんあんま考えてないんだろうな(もしくは諦めたか)って感じだ。気持ちはわかる、大変だもんなー笑
そういう能力なしで教える立場になった人は、けっこう地獄だろうな。
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